水曜日担当の川崎です。

昨年の夏、「落日燃ゆ」を読んだのをきっかけに、城山三郎氏の文庫本を読み漁っています。先日読み終えた「雄気堂々」に描かれている渋沢栄一氏には大変魅了されました。

渋沢栄一氏をご存知の方も多いと思いますが、紹介しますと「日本資本主義の父」と呼ばれ、日本最初の銀行と、最初の株式会社をつくり、日本に複式簿記を導入しました。生涯にわたり500社以上の会社を設立した偉大な人です。

近代的企業経営を確立したことに加え、企業経営に『論語』を取り入れた人物として有名です。「利益の追求は正しい道によって行わなければならない」ということを生涯唱え、実行されました。上に立つ者には「徳」が必要。「徳」の中で一番大切なのは「仁」、つまり思いやりの心。「仁」と並んで「義」も大切だと唱えています。「富を成す根源は何かといえば、仁義道徳、正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することは出来ない」と指摘しています。

”儲かりさえすれば何でもあり”という昨今の風潮の中で、『論語』の精神こそ、今時代が必要としている精神ではないかと考えさせられます。私自身『論語』についての知識が足りないのですが、少しずつ学んでいきたいと思っています。

3 Responses to “「雄気堂々」”

  1. yoshida@ecs says:

    お疲れ様です

    このごろ、企業の不正が多く報道されるようになっています。
    やはり、利益ばかりを追求した結果、お肉を入れ替えて販売・賞味期限切れを販売・利益を操作して株価つり上げという自体を招いていると思います。

    企業も、お客様・従業員あってこそ利益を得られるもの、という考え方に賛同します。

    「仁義」と聞くと、極道を思い浮かべますが、会社も「仁義道徳」をもってお客様・従業員に接することで、永く社会に貢献していくことができるのではないか、と考えてしまいました。

    いつも、ためになるお話、ありがとうございます。

  2. nakamoto@ECS says:

    落日燃ゆ、雄気堂々読んでみたいです。
    SNSのECS所有書籍貸出&リクエストに寄付を・・・。

  3. kawa says:

    <nakamotoさん>
    城山三郎作品なかなか良いです。ちなみに「落日燃ゆ」はA級戦犯で死刑宣告をされた、元総理・外相広田弘毅の死際の美学を描いています。8月の終戦記念日あたりに読むのをお薦めします。SNS所有書籍貸出に寄付致します。

Leave a Reply