今どきの日本男児たるものは、料理のひとつでも出来なくてはいけない。
その日、会社で残っていたメンバー3人で料理学校に行くことに決めた。
早速、インターネットで学校を調べ、たくさんのクッキングスクールの中から
個人教室ではあるが、松嶋菜々子似の先生が教えてくれるスクールに、
満場一致で決定し、善は急げと、電話をかけた。
さすが個人教室だけあり、松嶋菜々子が電話をとった。
菜々子は女性しか入学することができない決まりになっている。と
最初は断ってきたが、僕の説いた人の道に心を打たれたのか、
ルールをねじ曲げ、特別に入学することを認めてくれた。
初登校前日、3人で社員食堂「萬蔵」に集まり、前夜祭が開催された。
僕は、この日の為に、3万円もする柄の部分が象牙の刺身包丁を購入したと
自慢すると、W君は古本屋で「美味しんぼ」という漫画を、全巻購入し
予習していると自慢。A君は「クッキングパパ」の方がレシピなど載っているので、
役に立つと反論したり、まだ見ぬクッキングスクールを夢見て、その夜は
おおいに盛り上がり、家に帰ったのは朝3時半だった。
翌朝、菜々子からの電話で目が覚めた。スクールは朝10時から始まるのだが、
すでに11時だった。3人とも二日酔いで寝坊していた。
食材も人数分用意しているので、食べるだけでも来て欲しいと
言われ、W君とA君を電話で起こし、学校へ行った。
ショック! 先生が松嶋菜々子似ではなく、市毛良枝似だった。
良枝は奇跡の一枚の写真をホームページに載せていたのだった。
二日酔いで食欲が無いのに、男という理由だけで、
その日の油っこい課題料理を沢山盛られ、
初日から遅刻という劣等感と、
クッキングスクールで料理もせず食べるだけという敗北感と、
20歳から24歳くらいの女性20人に囲まれた、極限の緊張状態での食事は、
まさに生き地獄だった。
帰宅後、3人で反省会を行った。
お金を払ってまで、生き地獄を味わうのは、愚の骨頂。という結論にいたった。
良枝に電話をかけ、自分達は招かざる客ということがわかった。と言うと、
良枝は絶対そんなことは無いと引き止めてくれたが、
良枝のやさしさに感動していると告げて、結局退学した。
念の為、もう一度言っておきます。
退学した理由は、HP上では松嶋菜々子似だった先生が、
実物は市毛良枝似だったからではありません。


Entries (RSS)
9 月 17th, 2007 at 1:38:09
20歳から24歳の女性20人に囲まれる体験はなかなか出来ませんよ。
良かったじゃないですか。
僕は、学生時代のバイトで、女性15人に男2人で2年間もバイトしていた経験がありますよ。
9 月 17th, 2007 at 22:45:00
一時、ヤングジャンプで連載中の『華麗なる食卓』と言う漫画にはカレーレシピが満載だったのに、最近あまり載らなくなってしまい、悲しい気分です・・・。
9 月 18th, 2007 at 9:44:20
「大人の男性のクッキング・・・」 志は高かったんですがね・・・。
大人になって、何かを習得しようと思うと、付加価値がなくてはナカナカ続きませんよね?
他の奈々子先生見つけて、頑張って下さい。
9 月 18th, 2007 at 22:24:21
ルールをねじ曲げてしまうほどの人の道を説く社長のお人柄に
惚れられてしまったのかも知れませんね。。。
極限の緊張状態での食事・・・味も覚えていないとは思いますが
お疲れ様でございました。
9 月 19th, 2007 at 9:07:15
<hamamuraさん>
アルバイトも2年もすれば、自分が古株となり、新人に色々
教えてあげ、尊敬される立場になりますが、
最初の数週間は生き地獄を味わったのでは?
9 月 19th, 2007 at 9:11:23
<あ さん>
カレーのレシピと言っても、カレーだけなら限りがある。
ネタギレで載せれなくなったのでは?
それにしても、忙しそうにしているが、何時漫画を読んで
いるのだろう?
もしかして漫画喫茶?
9 月 19th, 2007 at 22:07:50
<BM む さん>
初投稿ありがとうございます。
貴方には、8月30日のブログにコメントして欲しい。
郷ひろみを紹介してくれたお詫びとして。
9 月 19th, 2007 at 22:12:49
<mituさん>
いつも褒めてくれてありがとう。
たまには批判してくれないと、ヤラセと思われる。
5回に1回は批判してね。
9 月 20th, 2007 at 0:20:29
しゃ、社長!
漫画喫茶ではなく、図書館です・・・(汗)