東京・大阪・名古屋の各地区で行われるゴルフコンペのベストグロス
上位4名を地方の名門ゴルフ場に招待し、その地の名物料理を堪能し、
ナンバー1の実力者を決定する大会、ECSゴルフオブザイヤー決定戦の
出場者が決まった。

今年の決戦の地は大分県の別府ゴルフ倶楽部。
由布コース・鶴見コースの両方でプレーし、合計のスコアで決着をつける。

東京・大阪の予選は早くに終わっていたが、名古屋オフィスの予選だけが
中々行われない。
『早く予約を取らないと寒くなってしまう』とイライラしていた。

名古屋オフィスにはゴルフ上級者はいないと聞いていたので、
まさか予選通過者はいないだろうと勝手に決め付け、
東京発着の別府行きの飛行機のチケットを手配してしまった。
(今回は大阪からの予選通過者がいない)
しかし、以前ドライバーをプレゼントしたT田氏が猛特訓を積んでいたようで、
中々崩れない。前半9ホールを1打の貯金で折り返した。

まずいことになった。飛行機をキャンセルせねば。
名古屋空港から別府空港行きの便はあるのか?空席はあるのか?
予選暫定4位のK村氏に、どう言って断ろうか?
様々な悩みが脳裏をよぎった。
後半T田氏が崩れてくれると、何の問題もなくなる。
精神的プレッシャーをかけてメンタル面から崩してやれと思いついた。

毎ホールごとに、後何打で別府御招待と焦らし、プレー中なのに
別府での豪遊内容などを説明し、集中させないようにした。
しかし、T田氏は持ち前の精神力で、さらに貯金を増やし続けた。

残り2ホールをダブルボギーとボギーで終えれば、予選通過決定となり、
その日のT田氏の調子からいって、誰もが間違いないと思った。
僕もプレッシャーをかけるのを止め、別府には前日から東京まで来てもらい、
僕の家に宿泊し、東京発着でとT田氏にお願いした。

この言葉がプレッシャーになったのか、T田氏は突然崩れだし、残り2ホールを
ダブルパーとあっけなく終了した。
(僕の家に泊まるのがよっぽどイヤだったのだろうか?)

結局予選通過者は1位K田氏・2位Y田氏・3位K嶋氏・4位K村氏になった。

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