水曜日担当の川崎です。
昨年の夏、「落日燃ゆ」を読んだのをきっかけに、城山三郎氏の文庫本を読み漁っています。先日読み終えた「雄気堂々」に描かれている渋沢栄一氏には大変魅了されました。
渋沢栄一氏をご存知の方も多いと思いますが、紹介しますと「日本資本主義の父」と呼ばれ、日本最初の銀行と、最初の株式会社をつくり、日本に複式簿記を導入しました。生涯にわたり500社以上の会社を設立した偉大な人です。
近代的企業経営を確立したことに加え、企業経営に『論語』を取り入れた人物として有名です。「利益の追求は正しい道によって行わなければならない」ということを生涯唱え、実行されました。上に立つ者には「徳」が必要。「徳」の中で一番大切なのは「仁」、つまり思いやりの心。「仁」と並んで「義」も大切だと唱えています。「富を成す根源は何かといえば、仁義道徳、正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することは出来ない」と指摘しています。
”儲かりさえすれば何でもあり”という昨今の風潮の中で、『論語』の精神こそ、今時代が必要としている精神ではないかと考えさせられます。私自身『論語』についての知識が足りないのですが、少しずつ学んでいきたいと思っています。


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