某生命保険レディー(75歳)が突然会社に現われ、
『保険ではなく、ある宗教系の新聞をとってほしい』と頼んできた。
『もともとその宗教には興味が無く、400名近くいる会社なので、
様々な宗教の人もいると思われる。偏ったことは出来ない』と断った。
すると『1ヶ月でいいから・・・』と食い下がってきたので、
またまた日本男児の優しさをだしてしまい、1ヶ月だけの固い約束で、
会社では不快に感じる方もいるだろうから、自宅にとることにした。
(この安易な優しさが、この後3ヶ月に及ぶ、災難の始まりであった)
新聞が配達され始めたその日の夜から、毎晩近所のその宗教の
おばさん達が、笑顔で訪ねて来るようになった。
御近所なので追い返すことも出来ず、こちらも愛想よく接した。
夜中2時ごろ、一杯飲んで上機嫌で帰宅すると、
玄関のドアのノブに、おでんが入った鍋が掛かっていた。
多分あのおばさん達の仕業とわかるのだが、長時間外に放置され、
誰が置いたかわからないのに、気持ち悪くて食べれるはずもない。
腐る前に生ゴミとして処分し、鍋まで洗わされるハメになった。
翌日の晩、おばさん達が訪ねてきて、『美味しかったですか?』
『家庭の味になれてないようっだったので・・・』などと、
好き勝手なことを言い、空になった鍋を持って帰った。
『大きなお世話だ!』と思ったが、
『あんなに美味しいおでんは初めて食べた。』
『今度レシピを教えてほしい・・・』と一応話を合わせておいた。
続く。


Entries (RSS)